会社を辞めたいけれど、退職を切り出せなくて困っている。どうすればいいかな?
そんな疑問にお答えします。
会社を辞めたいのに、なかなか「退職を切り出せない人」も多いのではないでしょうか?
その理由は僕も経験がありますが、たった4文字の「辞めます」を重く考えすぎてしまい、起きてもいない不安を感じてしまうから。
僕も単純に考えすぎていました。
しかし、切り出せないからといって、そのまま辞めようとしている会社に居続けるほど「ムダな時間」はありませんよね。
この記事ではこれまでに転職を5回経験した僕が、理由と対処法をお伝えします。読み終わるころには、退職を切り出せないあなたも前に進める気がしますよ。
退職を切り出せないのは難しく考えすぎなだけ
ただ「辞めます」と上司に退職を切り出すだけなのに、「申し訳ない」とか「怖い」といったネガティブな発想になってしまいますよね。
逆にポジティブに考える人もいないと思いますが、会社側が考えている以上に大きく考えてしまう傾向にあります。
実際に僕もそうでした。
とはいえ、あなたが思っているほど一大事ではありませんし、所詮は会社員のひとり。そんなに重く考えなくても、代わりなんていくらでもいるからです。
自分が決めた道を突き進むためのただの「通過点」と考えれば楽なもんですよ。
ただ報告をすればOK
退職を伝えるのはただ「報告」をすればOKです。あくまで報告であり、相談ではありません。
退職を切り出したときに相談してしまうと、言われた上司も会社としてもあなたを引き止めなければいけませんから。
- 辞めさせてくださいではなく辞めます
- 退職を考えていますではなく辞めます
- 辞めようか迷ってますではなく辞めます
とにかく「辞めます」です。笑
相談したいわけではないですから。
退職を言われた側もあいまいな感じで来られるよりは、はっきりと「いつ辞めます」と伝えてくれるのを望んでいますし助かるはず。
結局あなたの人生の選択ですから、強い意志で来られれば何もできません。あくまで「報告」ですよ。
退職を切り出したら一瞬
ここで少し大事なことを言いますね。
退職を切り出せない!怖い!と思っても、ぶっちゃけ伝えるのは一瞬の出来事ですし、辞めるまでの期間は有給も消化できたらあまり出社もしません。
実際の退職日は就労規則を確認したうえで、最低の2週間から1ヶ月で設定しましょう。
僕も色々と考えて退職を切り出しましたが、本当にあっという間。考えすぎたせいで、あっけないとすら思いました。
わずか15分ほどの退職話に何時間も、ヘタすれば何日も前から考え込んでいた時間こそ、ムダでしかありません。
それでも考えちゃいますけどね。
起きもしない不安なことばかりを考えて、ネガティブに考えているケースばかりですから、「すぐに終わる」と考えて退職を切り出せば気持ちも楽になるはずですよ。
辞めた後はあなたに関係ない
よくある理由のひとつに、辞めた後のことを気にする人がいます。
たとえばこんなこと。
- 引き継げるような人材がいない
- 抱えている案件がまだ終わっていない
- 自分がいなければ会社や売上が成り立たない
大丈夫です。ぶっちゃけ、すべて気にしなくてOK。
前提として辞めた後の会社がどうなろうと、あなたにはまったくもって関係がないという本質を忘れないことが大切ですね。
それにあなたひとりいなくなっても、会社は経営は傾きませんし、後任がいなくてもなんとかなるものです。
上記のようなことはすべて幻想に近いですよ。
僕もプロジェクトの途中で辞めたことがあります。
終わらせずに退職することに「罪悪感」を感じまくっていましたが、会社や上司はなんとかしてくれますし、意外とすぐに切り替えられました。
そこでフォローすらしてくれないような会社なら、やっぱり辞めてよかったとなるだけですよ。
退職を切り出せない理由3つ
人それぞれ違いはありますが、退職を切り出せなくて重く考えてしまう理由を細かくあげると、下記の3つが多いのではないでしょうか?
- 引き止められそうで不安
- 上司や同僚に申し訳なく思う
- 伝えた後に周囲の態度が変わりそう
複数当てはまっている人もきっといますね。
もう少しくわしくは話しますね。
1.引き止められそうで不安
退職を伝えたら引き止められそうで不安だから、切り出せずに迷ってしまいます。
伝えなければいけない上司は、普段からフランクに話しかけるような関係性ではない場合も多いですし、なんだか言いくるめられそうと思うからですね。
「もう少し会社に残って頑張ってくれないか?」「せめて後任が育つまで残れないか?」などが、定番の引き止め文句かなと思います。
とはいえ、引き止めはよっぽど勤務態度が悪くない限りは起きることでしょう。
「はいどうぞ」と送り出される会社の方が問題ですね。
少なからず引き止められると考えて、辞めた後の会社のことは気にせずに、あなたがどうしたいか「揺るぎない心」で臨めば問題なしですよ。
2.上司や同僚に申し訳なく思う
残された上司や同僚に申し訳ないと思い退職が切り出せない場合もよくあります。
仕事を途中で投げ出して逃げるような感覚や、辞めたら多くの人にしわ寄せがいってしまうことに対して、罪悪感を感じてしまうからですね。
少しも感じない方が人としておかしいですが。
育ててくれた上司や会社、ともに頑張ってきた同僚に申し訳なく思うのは当然の感情です。ですから、罪悪感を感じても感じすぎる必要はありません。
最後までありがとうございますと感謝に置き換えて、自分を責めずにいればいいんです。
3.伝えたあとに周囲の態度が変わりそう
退職を申し出たあとに、態度が急変する上司や同僚がいて切り出せない場合も。
あなたより先に辞めた人へのひどい扱いを見て「自分も同じ目に合ってしまうのか…」と退職を言いづらくなってしまうからです。
僕はとてつもなく高圧的な態度を取られた経験があります。辞めるまでの1か月間地獄でした。
その他にもいじめや嫌がらせに発展するケースも。
あなた自身は変えられても他人を変えるのはめちゃくちゃ難しいので、もしこのような職場を辞める場合には、さらに上の上司や役職者に相談するのが有効です。
「退職代行サービス」を使って出社しないといった方法もあります。やり方次第でどうにでもなりますから、安心してください。
退職を切り出すときに大事なこと5つ
ここでは退職を切り出すときに大事なことをまとめておきます。
- 退職報告は対面して伝える
- 退職理由を明確にまとめておく
- 会社や上司・同僚を悪く言わない
- 退職日はタイミング良いところを
- 同僚への告知は上司に確認してから
上記の5つです。円満に会社を辞められるよう、頭に入れて望んでみましょう。
退職報告は対面して伝える
基本的には対面して「退職の意思」を伝えましょう。
メールや電話で伝えてしまうと、結局対面することになって二度手間になりますし、一応最後ぐらいは誠意をなんてことにもなりかねませんからね。
とはいえ、今はこんなご時世ですから在宅勤務も増えていて、どうしても対面できないといったケースも多いでしょう。
そんな場合には電話で伝えてみるといいですね。
在宅勤務が増えたことで「退職代行」にもさらに注目が集まっています。
たしかに出社しなければいつ言っていいかわからないですから、退職代行の利用者が増えるのはある意味必然なのかもしれませんね。
退職理を明確にまとめておく
必ず聞かれるであろう「退職理由」をまとめておきましょう。
もちろん、どう伝えればいいかまとめておくのは大事ですが、僕が1番だと思うのは「退職後にどうするのか」です。
退職理由の例です。
- 独立して自分の力を試してみたいから
- 新しいことに挑戦するために転職したい
- 両親の介護のため仕方なく地元に戻るから
理由はなんでもいいですが、しっかりとしたビジョンを作っておくことですね。辞める理由が揺るぎないものであれば、上司はなにも言えません。
なにを言われても変わらないぐらいの信念で挑むのが大事です。
会社や上司、同僚を悪く言わない
辞める理由のひとつに「現状の不満」を抱えている人がほとんどです。
- 給料が低い
- 人間関係が嫌だ
- 仕事内容が嫌い
など、挙げればキリがなくなる人も。
もう辞めるからとなんでも話したくなる気持ちもわかりますが、できれば会社や同僚への不満をバカ正直に上司へ伝えるのはやめましょう。
ぶっちゃけ、なにひとつ良いことがありません。
「立つ鳥跡を濁さず」ということわざがあるぐらいですからね。
退職日はタイミングの良い日を
通常は退職を伝えてから、約1か月後に退職日を迎えるケースが多いかなと思います。
民法上は2週間前の告知でOKとされていますが、就労規則を確認したうえで最適な退職日を決めて、「こんなときにやめないでくれ」などと言われないようにしましょう。
会社を辞めるといった日や退職日が1年の中で一番忙しい時期ともなれば、普通の日に言うより印象が悪くなるのは当たり前ですからね。
引継ぎもありますし、なるべくあなたが抱えている仕事も整理がつくタイミングのほうが、お互いに余裕ができていいでしょう。
あわせて上司の機嫌が良い日に言えたら最高です。
同僚への告知は上司に確認してから
辞めることをつい気の知れた同僚に伝えてしまうことも多いです。
しかし会社ですから、退職の稟議を通すまでの時間が必要だったり、周囲への混乱を避けるためにも本来は上司へ確認してから報告するようにしましょう。
僕もすぐに親しい同僚に伝えて、上司から注意されました。笑
退職するから関係ないと言えばないですが、会社を辞める解放感からついテンションを上げ過ぎて、最後の最後でおかしなやつといったレッテルを貼られないようにしましょ。
退職を切り出せなくて限界なら
退職理由もまとめたし、気持ちも固まった。あとは勇気だけ。
、、、でも、やっぱり切り出せない。そんな場合もありますよね?いや間違いなくあると思います。
その他にも、もう二度と上司の顔を見たくないとか、退職を伝えたけれど嫌がらせがひどい、テレワーク中でどうしていいかわからないといった状況だって考えられるでしょう。
どうしようもないケースってあります。
そんな状況ならば間違いなく「退職代行サービス」を使うべきです。
あなたに代わって退職の意思を会社へ伝えてくれますので、有給が残っていれば出社しないで辞められる即日退職も可能となりますから。
僕の例を話すと退職を伝えて辞めるまでの1か月間、上司からの高圧的な態度に耐え続けた結果、トラウマになってしまいたまにその光景がフラッシュバックします。
いま思えば、早いうちに退職代行でもなんでもいいから逃げた方がよかったかなと思います。
僕と同じ過ちをしないようにしましょ。
おすすめは『退職代行SARABA』です。
SARABAなら有給取得の交渉もしてくれますから、代行料がかかっても残りの有給日数を消化できると考えたら十分にペイできます。
変に我慢してその後の人生に引きずるぐらいなら、相談だけでもしてみるといいですね。退職を切り出せないときの強い味方ですよ。
退職を切り出せないなら:まとめ
これまで退職を切り出せないときの理由や対処法についてお伝えしてきました。
あらためて内容をまとめます。
- 退職を切り出せないのは考えすぎているから
- 退職はあくまで相談ではなく報告と考える
- どうしようもないときは退職代行で辞める
お伝えしてきたとおり、退職を切り出せない人の多くは難しく考えすぎなだけです。もっとシンプルに考えてただの報告業務と思ったら気も楽になります。
本当に困ったら退職代行を使えばいいんです。
辞めたいと考えている会社にいつまでも縛られている方がもったいなさすぎですよ。人生は有限ですから、今を大事にしていきましょ。
今回は以上です。
あわせて読みたい関連記事