靴磨き用の布がほしい!どんな布を買えばいいんだろう?シューケアメーカーの布でいいのかな?教えてほしい。
こんにちは!ヒロSSK(SSK_hirohiro)です。こんな疑問にお答えします。
靴磨きをはじめるとぶち当たるのが布問題。汚れ落とし用、仕上げ用など靴磨きで使う布はそれぞれ目的ごとに使い分けるのが理想です。
いや正直めんどい。
こう思うのが普通です。
実はこの悩みを解消する万能な布があります。その名もネル布(フランネル生地)で、 これ一つあればすべての靴磨き工程にも使うことができます。
それ以外にもわざわざ布を買わなくても代用できるものもありますので、すべてをお伝えします。
この記事を読み終えると、靴磨き用の布には悩むことがなくなります。
それではいきましょう。
靴磨き用の布の種類と万能布の条件
まずは靴磨きに布を使うタイミングはこんな時
- 汚れ落とし
- 仕上げの磨き
- 鏡面磨き
詳しくは下記で解説。
①汚れ落としに使う布
汚れ落としに使う布はクリーナーを染み込ませて使うため、吸水性の高い布を使います。
汚れを落とすためには繊維に絡めていかなければならないので、折り目の粗いものがベスト。
- 吸水性が高い
- 折り目が粗い
②仕上げの磨きに使う布
仕上げの磨きに使う布は液体を使うわけではないので、汚れ落としようの布のように吸水性は関係ありません。
重要なのは力を入れて磨いても革に傷がつかないよう、折り目の細かいものを使うのが最適。
- 吸水性は関係なし
- 折り目の細かいもの
③鏡面磨きに使う布
鏡面磨きに使う布はワックスを使う際に水も使うため吸水性も大事になります。
ワックスを均一に慣らしてピカピカに仕上げるため折り目の細かさも必要となってきます。
- 吸水性も必要
- 折り目は細かい
この3つの条件をクリアしないと万能布とは言えません。汚れ落としには折り目が粗い方が向いてますが、折り目が細かいからといって落ちないわけではありません。
逆に仕上げや鏡面磨きは折り目が粗いとできないので、多少汚れを落とす時間がかかっても万能布であれば折り目が細かいものを選ぶべきです。
万能布の条件をまとめます。
折り目が細かく吸水性の高いもの
これです。
靴磨きに使われる布を比較
ここでは靴磨きによく使われる布を先ほどの条件【折り目が細かく吸水性の高いもの】を実際に使われる布で比較してみました。
主に使われる布はこの4つ
- 使い古したTシャツ
- 綿100%の布(新品)
- ネル布
- パンスト
それぞれ比較していきます。
使い古したTシャツ
まずは使い古したTシャツ。吸水性が高く、折り目が粗いものが多いので、『汚れ落とし』に向いています。
新品ではなく使い古したところが吸水性を高めているポイントです。
意外と使える。
何度も洗濯をすることで表面の毛触りも滑らかになっているので、実は汚れ落としだけでは無く仕上げの磨きにも使うことができます。
綿100%の布(新品)
Tシャツも同じ綿100%ですが、こちらは使い古していない新品の布です。
吸水性が高いのはもちろんですが、折り目が粗く汚れをしっかりと絡めとってくれます。
新品のTシャツはさすがに汚れ落としとしては使えないので、M.MOWBRAYからまさに『汚れ落とし』のための布が販売されています。
仕上げの磨きには適さないので汚れ落とし用です。
ネル布
次はフランネル生地の布です。
ネル布とも呼ばれるこの布は折り目がひじょうに細かく吸水性も高いので、仕上げの磨きはもちろん、ワックスを使って光沢を出す鏡面磨きにも向いてます。
折り目が細かいので汚れ落としには向いているわけではないですが、実際には結構使えます。
高い吸水性で汚れ落としから、仕上げ・鏡面磨きとネル布一つあればこなせるんです。
まさに万能布。
パンスト
もう一つ紹介したいのがパンストです。
実はこの女性用のパンツストッキングが靴磨きにも使用されています。折り目がひじょうに細かいので仕上げの磨きに意外と向いてます。
吸水性は0。
男性ではなかなか持っている人は少ないと思うので、彼女や奥さんが伝線してしまっていらないというものがあれば使ってみてください。
靴磨きに使われる布比較
これまでの4種類の布比較をまとました。
布の種類 | 汚れ落とし | 仕上げの磨き | 鏡面磨き |
使い古したTシャツ | ◎ | ○ | × |
綿100%の布(新品) | ◎ | × | × |
ネル布 | △ | ◎ | ◎ |
パンスト | × | ◎ | × |
ネル布であれば汚れ落としから鏡面磨きまですべての工程で使うことができるので、まさに万能布といったところ。
とりあえず色んな種類を用意するのは面倒という人はネル布です。
靴磨き用の布はどこで買う
ネル布はどこで買えばいいんだあ!
ケアブランドのネルを買ってもいいけど高すぎです。
ほとんどのシューケアブランドからネル布は販売されてます。ただ値段が高いものがほとんど…。
こんな感じで500円ぐらいします。
正直これはネル布を切って販売されているだけなので、一番安く済む方法は自分で手芸店で購入→自分でカットする。これが最強です。
万能布ネル生地を切る
実際にネル布を購入してみました。今回は50㎝×70㎝のネル布。値段を比較するだけでその違いは明らかです。
安すぎ!!
ネル布を切る際はこのピンキングばさみでギザギザに切ると糸がほつれにくく、糸くず防止になります。
今回は普通の裁縫ばさみで切りましたので、けっこう糸くずが舞って厄介でしたね…必要です。
ネル布のサイズは8㎝×50㎝が使いやすいとされていますが、自分の指と同じサイズ×50㎝がベストじゃないかと。
決まりはないので自分の使いやすいサイズでカットしよう。
今回50㎝カットのネル布なので自分の指の長さでガシガシ切っていきました。
これだけのネル布が量産できましたので、しばらくは布不足に悩みませんね。
靴磨き用の布はぜひ大きいものを購入して、自分でカットすることをおすすめします。
万能布ネル布まとめ
今回は靴磨きの必需品である布について万能布ネル布をご紹介しました。どんな布を用意すればいいんだろうとお困りの人はネル布一択で大丈夫。
これ一つあれば靴磨きが完結できますので、ぜひ大きいネル布を購入して量産してください。
最後までご覧いただきありがとうございます。