鏡面磨きするなら「ミラーグロス」がいいよって聞くけど実際のところどうなの?使ってみた感想が知りたいな。
こんにちは!ヒロSSK(SSK_hirohiro)です。そんな疑問に答えます。
革靴を鏡面磨きするならサフィールノワールの「ミラーグロス」がいいってよく聞きますよね?僕もそんな情報をよく目にしていました。
とはいえ、『本当に鏡面磨きがやりやすいの?』『いまいち使い方がわからない。』と疑問な方も多いと思います。
そこでこの記事ではミラーグロスの性能や本当の使い方を、実践してみて解決します。
- ミラーグロスが気になる
- 鏡面磨きが上手くできない
- どのワックスを使えばいいかわからない
この記事は2分ぐらいで読めますし、「ミラーグロス」を手に入れる前の参考に読んでみてください。
ミラーグロスとは?
ミラーグロスは「サフィールノワール」から出ているポリッシュワックスです。
サフィールノワールについて簡単に
- フランスのAvel社のシューケアブランド
- 世界中の靴磨き職人に愛されている商品多数
- 日本でもワックスのみならずクリームも人気
簡単に言うとシューケアブランドでは、かなりの地位を確立しているブランドですね。その中で販売されているのがこのミラーグロスで、鏡面磨きの「チートアイテム」とか言われています。
その理由は年に1回行われている「靴磨き選手権(鏡面磨きの精度を競う)」で「使用禁止」とされているからなんです。
僕もずっと【ミラーグロス】が気になっていたんですが、とうとう手に入れましたのでレビューしていきたいと思います。
ミラーグロスを開封する
早速「ミラーグロス」を開けてみます。
開封!
匂いは、、うーん、、、ビーズワックスポリッシュの方が好きかな。(個人の好みによる。)
今回の色は「ニュートラル」です。ミラーグロスは「全部で4色」ありまして、その中でどんな革靴の色でも使えるニュートラルからいきました。
まずは固い!とにかく固いです。
最初から「ドライワックス並みの固さ」ですね。
ドライワックスとは?
ワックスのふたを開けた状態で数日放置。
有機溶剤を飛ばして、より乾燥しやすいワックスにすることをいいます。
ミラーグロスと同じサフィールノワールのビーズワックスポリッシュと成分を比べてみました。
ミラーグロスの成分比較
同じサフィールノワールのビーズワックスポリッシュと比べて、大きな違いはミラーグロスは「光らせることに特化」している点です。
ビーズワックスポリッシュ
栄養 | |
光りやすさ |
ミラーグロス
栄養 | |
光りやすさ |
こんな感じですね。
革への栄養を度外視して、光らせることに全振りしたのがミラーグロスです。
ミラーグロスの製品情報
価格 | 2,400円ほど |
内容量 | 75㎖ |
色 | 全4色 |
価格は他のワックスに比べて「少し高め」となってます。
ワックス参考価格
- KIWIパレードグロス 500円ぐらい
- ビーズワックスポリッシュ 1,300円ぐらい
- YAZAWAワックス 800円ぐらい
しかし、これで簡単に鏡面磨きができるのであれば全然問題なしですね。早速、開封したミラーグロスを使って鏡面磨きをやってみます。
ミラーグロスの使い方
実際に「ミラーグロス」を使ってみます。
一応おさらいで鏡面磨きの仕組みの解説画像です。
ミラーグロスはとても固いワックスなので、下地作りを他のワックスで代用してやってしまおうというのがポピュラーな使い方です。
この画像でいくところの1層目もしくは2層目まではその他のワックスで下地を作り、以降をミラーグロスで仕上げるということ。
1層目におすすめなワックスは同じサフィールの「ビーズワックスポリッシュ」ですね。できれば合わせて手に入れたいところです。
より簡単に鏡面磨きをするなら、【ビーズワックスポリッシュ】+【ミラーグロス】の重ね技が最強。
とはいえ今回はミラーグロスの使い方なので、他のワックスは使わず鏡面磨きをやってみます。これがミラーグロスで鏡面磨きをする前の革靴です。
まずは下地を作ります。確かにワックスが硬くて塗り伸ばしにくいですね。
1層目
2層目
3層目
今回は3層目までやってみます。とても固い分、3層ぐらいで下地はいい気がしますね。
下地を作ったら「水と少量のワックス」をつけ磨きます。
ツヤがすぐに出てきました。
次第にワックスの量を減らして、水のみにします。
仕上がりはこんな感じになりました。左が鏡面磨き後、右が鏡面磨き前です。
まだまだやれば光りそうなところです。さすがミラーグロスでした。
しかし、ワックスが固くて下地はやりにくいので、他のワックスとの併用がやはりおすすめ。
さあミラーグロスを使ってみましょ。
ミラーグロスの使い方実践まとめ
今回はサフィールノワールのミラーグロスをご紹介しました。まずは使ってみて感じたデメリット・メリットをまとめます。
デメリット
- ワックスが硬いので下地には不向き
メリット
- とにかく光るのが早い
やはり光らせるのは圧倒的に早いので、鏡面磨きにはピッタリのワックスで間違いなしです。2層目・3層目からの使用でOKですね。
革靴を鏡面磨きで仕上げるなら、間違いなく持っていたいワックスの一つです。ぜひミラーグロスで鏡面磨きに挑戦してみてください。
今回は以上です。
今回使用した靴磨き道具
サフィールノワール ミラーグロス
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